【台南】「新化老街」大正末期から昭和初期に整備された商業都市
今回は台南の新化にある老街を紹介したいと思います。台南からはバスで約45分の場所にあります。台湾の老街でよくみられる歩道部の亭仔脚構造とバロック様式の建物が道路沿いに並んでいます。昔は新化は商業都市であったことと歴史を感じる雰囲気がありますので、タイムスリップした雰囲気を楽しむことができます。
新化老街周辺には、日本統治時代に建てられた新化武徳殿、旧新化街役場、日式建物群もありますので、見所がいっぱいですよ。また食事ができるお店もあります。
新化老街基本情報
老街名:新化老街
住所:台南市新化區中正路336-441號
地図:
グーグルストリートビュー
新化老街への行き方
新化老街への行き方は、台鉄台南駅前にあるローターリーにあるバス乗り場から乗車することになります。
台南駅前のバス乗り場の見取り図です。駅対面の紫色の1番乗り場(北站)から乗車します。ちなみにマンゴーの郷「玉井」も同じ乗り場になります。
玉井への行き方:https://satsumabird551.blog.fc2.com/blog-entry-540.html
バス時刻表:http://www.2384.com.tw/ebus/pathInfo.jsp?pathId=1100
新化までの所要時間はおよそ45分です。
こちらがバス停です。バス停名は「興南客運新化站」帰りもこちらで乗車します。
バス停から新化老街への行き方ですが、バスで来た道(中山路)を戻り、ひとつめの交差点を左折します。中正路という通りが新化老街になります。
新化老街の歴史
新化という街名はもともと、大目降街という名前であったが、1920年(大正6年)に台南州新化郡となった。それに伴い、現在の中正路は牛車しか通れないほどの道幅であったが拡張され、1921年(大正7年)頃からバロック調の建物が建てらるようになった。ただし建てられたのは西側の通りの1軒のみで、その後、建物の西側の街路に多くの同じような外観の店が並ぶ街並みが形成されていった。1937年(昭和12年)には、中正路の拡築に伴い西側の建物はそのまま残り、東側が撤去、西側の建物の外観と同様の建物が建設されて街並みが整備された。
日本統治時代は台南の山間地帯への入り口であり、政治や経済の中心地の商業都市でした。商人が集まり非常ににぎわった場所で、日本人、漢人、平埔族が往来する場所でした。当時は非常に活気があったのかもしれませんね。
新化老街訪問記
バス停から徒歩で、中山路を歩きひとつめの交差点を左折すると、右手にバロック調の建物が広がっています。
ここで街にある地図を見てみましょう。地図には「大目降文化園区」と書かれてます。昔の地名ですね。地図を詳しく見ていくと、新化老街の建物以外にも歴史ある建築物が多数残っています。他の歴史的建築物は、別の記事にて紹介していきたいと思います。
それでは道路に沿って、並んでいる建物を見ていきましょう。
建物を細かく見ていくと、ファサードの2階屋根部の細かな彫刻があります。台湾で明治末期から大正に建てられた建物の特徴的であるバロック様式ですね。台湾の老街建築物やその他建物で多く見ることが出来ます。
動画で新化老街を撮影してみました。南から北方向に歩いて撮影してますので、建物と街の雰囲気を味わってみてください。
新化老街は他にも見る場所がありますので、見所がいっぱいの台南ですが、新化老街もぜひ見てください。
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