【新北】「鶯歌老街」台湾の陶器の老街
台湾には色々な老街があります。それぞれの老街に歴史があり、当時の建物の雰囲気を残しており、見る価値が高いものが多いです。今回は台湾に多く存在する老街の中でも少し変わった老街を紹介したいと思います。
「鶯歌老街」という陶器の老街です。台湾で陶器といえば「鶯歌」といわれるくらい有名な街です。台北からも電車で30分程の場所ですので、行きやすい場所にあります。
それでは詳細を紹介していきたいと思います。
鶯歌老街基本情報
老街名:鶯歌老街
住所:新北市鶯歌區尖山埔路
営業時間:11:00-17:00
地図:
グーグルストリートビュー
鶯歌老街の歴史
鶯歌老街が陶器の街となったきっかけは、清時代嘉慶期(1796年 -1820年)に呉岸、呉糖、呉曽らが鶯歌に来た際、近くの尖山地区で良質な粘土を利用して、焼窯を設置したのが始まりといわれています。その後、呉鞍が窯場を設置し、徐々に町が形成され、鶯歌が陶器の街として発展していきました。
2000年には「鶯歌陶瓷老街」という名称がつけられました。
台北から鶯歌への所要時間
鶯歌駅は区間車、莒光號の停車駅になりますが、台北からはおおよそ30分弱で到着します。台鉄桃園駅からは台北よりにひとつ戻った駅になります。
台北からの停車駅は区間車で、台北→萬華→板橋→浮洲→樹林→南樹林→山佳→鶯歌です。
台鉄の時刻表はこちらのURLで検索できます。:https://tip.railway.gov.tw/tra-tip-web/tip/tip001/tip112/gobytime
鶯歌老街訪問記
台北駅から約30分ほどで、鶯歌駅に到着です。台北からは非常に近いですね。
月台(プラットフォーム)から階段を上がると、駅構内には陶器が展示されており、鶯歌自体が陶器の街であることがよくわかります。
鶯歌駅を出て、文化路を歩いて行くと早速、道沿いに陶器を販売しているお店が連なっています。ほぼ陶器関連のお店です。でもまだここは老街ではないです。
さらに文化路を南西へと歩いて行くと右手に線路、左手には歴史感の建物群があったりします。しばらく歩いて國慶街との交差点を右折します。ちょうどこの付近には大漢渓という川があります。この辺りは良質な粘土、石炭、薪、そして水上交通という地の利で陶器が発展したようですね。
尖山埔路の通りにある大漢渓にかかる橋の向こう側が鶯歌老街の入り口です。「陶瓷老街」の看板が出ています。近くではちょうど高架道路の工事をしているところでした。新しい道路ができるようですね。
橋のところには陶器の説明と鶯歌の歴史が書かれた看板があります。中文と英文での説明書きです。
橋を渡って、左手に「歓迎光迎 陶瓷之鎮」と刻まれた大きな石碑があります。
大きな石碑から少し歩くと右手にレンガ造りの建造物があります。調べたのですが、何かはわかりませんでした。でも非常に歴史感があって気になりました。
こちらが老街の入り口ですが、舗装は石畳になっています。ちょうど入り口のところにふた方向に分かれた道があります。尖山埔路と重慶街です。
こちらが老街のメインロードである尖山埔路ですが、石畳の道路で南国らしく両脇に椰子の木が植えられています。他の地区の老街とは違った雰囲気です。この通りは全長およそ330mあります。
通りにある店の中心は、もちろん陶器を売っているお店です。普段使いする陶器も売っていますね。
こちらのお店は大きな陶器があります。店内を見ると綺麗で高級な雰囲気があります。
鶯歌老街は陶器の店が非常に多いですが、それだけでなく食事及びスイーツ店などもあります。陶器を購入して食事もできますね。
陶器の老街「鶯歌」でしたが、舗装面が石畳になっており、非常にいい雰囲気の街並みでした。当然、陶器を購入することもいいですが、食事する場所もありますので、色々な鶯歌を堪能してみてはどうでしょうか?台北からも近いですよ!!
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