【台南】「新化武徳殿」日本統治時代の武道場
今回は台南・新化にある武徳殿です。台南で武徳殿というと中正区にある武徳殿を思い浮かべる人が多いと思いますが、新化にも武徳殿があり、新化老街を含めて周辺には、日本統治時代に建設された建物が多いですので、行ってみる価値はあります。特に昔は、新化は大正末期から昭和初期位には商業都市として栄えていましたので、タイムスリップした気持ちになれるかもしれませんよ。(新化老街の詳細記事はこちら:https://oitaiwan.jp/post-5411/)
新化武徳殿の紹介は以下になります。
新化武徳殿基本情報
史跡名:新化武徳殿
住所:台南市新化區和平街53號
開館時間: 9:00-12:00
13:30-17:00
月曜日休み
Facebook:https://www.facebook.com/%E6%96%B0%E5%8C%96%E6%AD%A6%E5%BE%B7%E6%AE%BF-1816568901905052/
地図:
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武徳殿とは?
武徳殿は日本統治時代の台湾で日本で武道を広める活動をした「大日本武徳会」が各地に建てた道場です。台湾で有名な武徳殿は、高雄にある市指定古跡となっている武徳殿と台南の中正区にある武徳殿です。
高雄武徳殿
1924年創建で、現在は市古跡になっています。詳細記事は以下のURLから
https://satsumabird551.blog.fc2.com/blog-entry-712.html
台南武徳殿
1936年創建で、台湾の武徳殿で現存する最大の建造物になります。
新化武徳殿とは
新化武徳殿の創建時期は、正確なところはわかっていないようですが、1925年(大正4年)から1928年(昭和3年)の間に建設されたと推測されています。その後、1936年(昭和9年)に一度改修がされています。
2002年に修復が完了しています。
日本統治時代の武徳殿の写真。(写真は、武徳殿パンフレットから参照しています)
新化武徳殿訪問記
新化老街のある中正路を歩くと、和平街との交差点付近で瓦屋根の歴史のある建物を目にすることができます。こちらが新化武徳殿です。武徳殿の前には新化郡役所跡がありますが、今は大きな広場となっています。
ちょうど武徳殿に行った時には、多くの人がいました。観光案内をされている方がおり、武徳殿と隣にある日式建物群の説明をしていました。新化は老街を含めて日本統治時代の建物も多くありますので、観光には適しているのかもしれませんね。
建物の正面を見てみましょう。平屋の1階建てですが、大きな窓の上に丸型の窓があります。南国の建築物によくある風通しをよくするためのドーマーの構造っぽいですね。入口の屋根部を見ると、日式の雰囲気があります。中に入ることもできますが、入る場所はこちらの入り口からではなく、建物の横から中に入ります。
中に入ってみると、床が非常に綺麗で、広々としています。天井の部分は非常にシンプルな造りになっていますね。
新化老街のある中正路には、多くの日本統治時代の建物が残っています。武徳殿を含め色々な日式建築物を見学してみてください。
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