【台南】「台南武徳殿」日本統治時代の武道場

台南, 歴史的建造物

 今回は、日本統治時代の建物が多い湯徳章紀念公園周辺の建築物のひとつ台南武徳殿を紹介したいと思います。忠義國小の敷地内にあるため中には入れませんが、外から建築物を見ていきたいと思います。

史跡名:台南武徳殿

住所:台南市中西區忠義路二段2號

台南武德殿とは何か?

 日本統治時代の1936年(昭和11年)に大日本武徳会が、武道を広めるために台南に設立した道場になります。台湾に現存する最大の武徳建築物になります。
 建築スタイルは、鉄筋コンクリートと人造石洗い出し仕上げとなっています。これは日本の伝統的社殿建築様式です。
 はじめは、 台南大正公園(現在の湯徳章紀念公園)の東側に建設されていましたが、1936年、台南孔子廟横に現在の台南武徳殿が設置され、同年10月24日に落成式典が開かれました。

地図:

建物は南向きで、二階建てで、正面入り口は二階にあり、階段を上って入ります。入口の部分の屋根は、東大寺等にあるような谷の造りと似ていますね。 二階の西側が武道場、東側が剣道場、北側に突き出た部分は祭壇として使われ ていました。

こちらは、横から見た建物になります。屋根の部分が日本風です。

こちらは友愛街側の通りから見た建物です。

建物の背後から見てみましたが、屋根の部分が寺院建築に近い物がありますね。

こちらは孔廟文化園区の歴史の説明文です。中文ですが、写真や見取り図があるので、昔がどうだったのかがわかります。

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