【台北】「旧台湾総督府交通局鉄道部」

2019年12月19日台北,歴史的建造物

 北門に赤いレンガ造りが特徴の建物があります。旧台湾総督府交通局鉄道部です、まだ修復中の状況ではありますが、随分、綺麗になってきました。

旧台湾総督府交通局鉄道部概要

史跡名:旧台湾総督府交通局鉄道部

住所:台北市大同区延平北路一段2號

地図:

旧台湾総督府交通局鉄道部歴史

1884年 機械局が建設される。(鉄砲火薬を製造)
1895年 機械局が日本軍に接収
1900年 陸軍省から鉄道部に移管され、台北工場となる
1908年 台北工場拡張。鉄道車両修理と塗装の新工場が建設 

訪問記

北平西路から見ると、レンガの濃い赤が非常に目立ちます。「職員食堂」と「経理課会計係事務室」この二つの建物から構成されています。「職員食堂」は1932年、「経理課会計係事務室」は1941年建設され、二階建ての木造建築となっています。

中心の入り口はアーチじょうになっています。入口の両脇には、小さめの白い柱が3本づつあります。

1930年代の写真(参照:Wikipediaより)。当時とほぼ同じ形ですね。

壁面に記載されている建物概要。当時の設計は、森山松之助。当時は、鉄道部の本部ビルとして機能していたと書かれています。

敷地内はまだ修復中の状況です。

こちらは、清朝の機械局遺跡です。2006年MRT松山線の工事中に発見されました。石造りの壁は高さ2メートル、両面は石畳で、中には粘土と栗石で充填されています。まだ、中を見ることができませんでした。