【台北】「国立台湾博物館」台北駅近くの観光スポット
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今回は、台北駅近くの「国立台湾博物館」という建物です。通りの隙間から見える雰囲気に圧倒されます。周辺には228公園があり、その他にも色々と見るものが多いです。
今回は博物館の外観に絞って、紹介したいと思います
国立台湾博物館基本情報
建物名:国立台湾博物館
住所:台北市中正區襄陽路2號
開館時間:9:30-17:00
(火曜日~日曜日)
入館料金:30元(大人)
15元(子供)
ホームページ:https://www.ntm.gov.tw/jp/
地図:
国立台湾博物館の歴史
1908年(明治41年) 第4代台湾総督府児玉源太郎、民政長官後藤新平を記念し、 「児玉総督後藤民政長官記念館」として現在地に建設
1909年(明治42年) 台湾総督府博物館へと名前改称
1915年(大正 4年) 現在の建物が完成
1949年 台湾省立博物館へと名前改称
1999年 国立台湾博物館 へと名前改称、国定史跡に指定
訪問記
忠孝西路一段と館前路交差点付近から館前路を眺めると通りの正面にドーム型のうぐいす色の屋根と威風堂々とした建物に気にならない人はいないと思います。ここから見る光景はどこか異空間にいる気分になってしまいます。
さらに近づいてみると建物の大きさがよくわかります。これでもまだ建物までの距離はあります。
ちょうど入り口のところには「國立臺灣博物館」という標識があります。繁体字で書かれていると何か重みがありますね。
中に入ると建物の入り口との間に2頭の銅製の牛がいます。東側はオスの牛で1935年(昭和10年)に北海道の仏教団体「弘安海」が、1868年(明治元年)の箱館戦争で犠牲になった兵士を弔うために台湾神社に奉納したものです。西側の銅製の牛は、当時の台北市京町に住んでいた川本澤一氏が南洋視察団に参加する際に、視察団の成功と無事の帰還を願って台湾神社に奉納したもののようです。
こちらが建物の入り口です。大きな円柱の柱が非常に特徴的です。設計は野村一郎で、他に台湾総督官邸(現 台北賓館や朝鮮総督府庁舎を設計しています。
建物の入り口の横には石碑があります。国立台湾博物館が建設される前には、大天后宮という廟がありました。主神は、海の神様である天上聖母(媽祖)でした。
現在は、廟の基礎のみが残されている状況です。
1899年(明治32年)当時の大天后宮です。在りし頃の廟は、非常に大きく立派なものですね。廟の敷地の一部が、博物館になっています。
国立台湾博物館から東の方向には、黄氏節孝坊があります。
228公園方向に歩くと、台湾リスがいました。公園内にはリスがいっぱいおり、見かけることができます。
台北駅から徒歩で5分の場所にありますので、ぜひ台北駅を利用する際には、この日本統治時代の建物を見てください。
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