「宜蘭駅周辺」歩いて観光スポットを探す

宜蘭

 今回は、台北から電車で1時間15分程にある宜蘭市の街並みを紹介していきたいと思います。
なかなか、雑誌等では取り上げられる場所ではありませんが、台北、台中、台南、高雄といった有名都市とは違った雰囲気が味わえます。

撮影スポット:宜蘭駅周辺(宜蘭城)

宜蘭市の場所:台北から見て、南東の場所にあります。

地図:

宜蘭ルートマップ:

台北からは普悠瑪號に乗って、1時間15分程で宜蘭駅に到着です。宜蘭駅の駅舎は、非常にユニークです。森の雰囲気になっています。

過去、城があった台湾各都市の特徴なのかもしれませんが、宜蘭も円で覆われた街になっています。駅前にあった地図ですが、宜蘭城と書かれています。

駅前には、丟丟当森林というスポットがあります。多くの人がいます。

この場所にはお店があったり、派手なオブジェがあったりします。

右下に見える朱色のレンガと瓦屋根の建物は、日本統治時代には「舊米穀檢查所宜蘭出張所」でした。現在は、「百果樹」というリノベカフェになっています。

丟丟当森林の正面にある大通りの宜興路一段を南の方向に歩いていきます。

すると、左側に木の壁、瓦屋根の日式建物を目にすることが出来ます。

どこか懐かしい雰囲気ですね。この建物が何なのかは調べましたがわかりませんでした。でも多くの人がいました。

次に対面にあった幾米公園にあった子供の像です。写真を撮っている人がいましたので、有名なのかなと思って、私も写真を撮りました。

近くには、この像のコンセプトが書いてありました。なんと日本語でも!!バスを待っている少年と少女のようです。

近くには公園がありますが、木々が茂っています。

特に人はおらず、広々とした空間がそこありました。

民権路一段へ右折して歩いていきます。

すると、中山公園という公園があります。そこには、大きな円柱の塔があります。

公園内に入ってみると、入口付近には足つぼの歩道があります。

気になった円柱の塔の正面です。「献馘碑」です。「獻馘」とは献首、この地方の原住民には首狩りの習慣があり、その遺骨をこの地に集めて祀ったもののようです。昔のタイヤル族は狩りの習俗があり、部族内に病気が蔓延した時や祝い事を行う時、また男性が成年する際に漢人や?瑪蘭(カマラン)族の首狩りをしてました。 明治42年(1909年)に首狩りの風習をやめた際にその頭蓋骨と武器がこの塔の下に埋められたようです。2004年に 縣定古蹟になりました。

公園内には他にも史跡があります「日軍通信中心」です。旧日本海軍の通信所です。

こちらには、違う標識があります。忠霊塔というものです。日本統治時代には、中山公園内に神社がありました。鳥居、引道、石燈燈がありました。

現在残るのは、忠霊塔のみです。松尾大将を初め13名が分骨されていたようですね。

裏面にも記載されています。日本統治時代のままのようです。

舊城西路と舊城南路交差点には九芎流月という標識があります。

その近くには小川があります。城豪です。宜蘭城の城外に当たる場所です。かなりいい雰囲気です。

こちらの建物は、光復国小になります。かなり迫力のある校舎です。日本統治時代からある小学校ですが、当時とは建物は変わっています。現在は威風堂々としたふんいきです。

ユーターンをして泰山路を歩いていると、日式建物を発見です。こちらは「宜蘭設治紀念館」という建物になります。西郷隆盛と愛加那の息子である菊次郎が宜蘭市長時代に過ごした場所になります。

宜蘭設治紀念館の記事はこちら:https://satsumabird551.blog.fc2.com/blog-entry-523.html

泰山路をさらに歩くと、右側に廃墟となった日式建物があります。過去はどんな建物だったんでしょうか?

その向かいには「台湾菸酒宜蘭酒廠」があります。日本統治時代の1909年に創立されてます。
当時は、台湾総督府専売局出張所という名前でした。

こちらが入り口になります。中に入ることができ、見学ができます。もちろんビールも飲めます。

しばらく歩いていきます。

文昌路のところを右折し、しばらく歩くと、文昌宮があります。学問の神様が祀られています。

しばらく歩くと、通りの名前が、新民路に変わります。中山路三段に入ったところに昭応宮という廟があります。海の守り神「媽祖」を祀っています。外観が台湾らしい道教廟です。

再度、新民路に戻り東方向に歩くと、駅の前の通り(宜興路一段) に突き当たります。

こちらの通りには歴史感ある建物が連なっています。現在は、居酒屋のようなレストランになっていますが、1919年からある建物のようですね。

そして左折をしてしばらく歩くと、宜蘭夜市があります。宜蘭駅からは徒歩で5分位のばしょにあります。

ちょうど夜市のお店は、道路の高架下と周辺にあります。

宜蘭は、日本の旅行雑誌に取り上げられることが少ないですが、隣の街の羅東を含めて、見る場所や食事できる場所もあります。ぜひ、宜蘭にも足を運んでみてください。羅東は改めて紹介していきたいと思います。

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Posted by けんいち