【新北】「淡水清水巌」蔡英文総統も参拝した廟
今回は淡水にある廟「淡水清水巌」です。台湾では「艋舺清水巖(祖師廟)」、「三峽祖師廟」、「瑞芳祖師廟」とともに「大臺北四大祖師廟」と呼ばれている廟ですが、他の廟と比較する1937年(昭和12年)と日本統治時代に創建されて比較的新しい廟です。
ただ、蔡英文総統も参拝された廟ですので、何かご利益がありそうです。
それでは「淡水清水巌」の詳細を紹介していきたいと思います。
淡水清水巌基本情報
廟名:淡水清水巌
住所:新北市淡水區清水街87號
拝観時間:4:30-21:30
Facebook:https://ja-jp.facebook.com/Tamshuiqingshuiyan/
主神:清水祖師(道教)
創建年:1937年
地図:
グーグルストリートビュー
淡水清水巌とは
「淡水清水巌」は「艋舺清水巖(祖師廟)」、「三峽祖師廟」、「瑞芳祖師廟」とともに「大臺北四大祖師廟」そして、「鄞山寺」、「福祐宮」、「淡水龍山寺」とともに「淡水四大廟」と呼ばれています。
艋舺清水巖(祖師廟)
艋舺清水巖(祖師廟)は以下のブログでまとめています。
淡水龍山寺
淡水龍山寺は以下のブログでまとめています。淡水清水巌の近くにありますので、一緒に訪問することをお勧めします。
清水祖師とは
清水祖師は福建省安渓の守護神で、生涯については、色々な説があります。
ひとつ目の説では、北宋の仁宗期に生まれ、本名は陳昭応、福建省永春県の人であったといわれています。幼い頃出家し、法名を普足としました。生前は村人のために橋を造り、干ばつを解決した清水祖師は、地元の人たちから熱心に引き止められて清渓(今の福建省安渓)の「清水巌」に居住し、19年の修行で、道を得て昇天しました。死後に、村人達は塔を建て像を刻んで祀り、広恵慈済善和大師となりました。
もうひとつの説では、南宋の開封の人で、文天祥に随行して挙兵し、宋のために元に抵抗した民族的英雄というものです。その後、明の太祖より「護国公」を追贈されました 、生前に隠居した福建省安渓の清水巌に、祠を建立して祀るように命じたため、安渓の人々から祖師公と尊称され、祠は「祖師廟」と呼ばれることになりました。
鎮座する神々
清水祖師、地藏菩薩、保生大帝、西秦尊王、蕭府千歲、文昌帝君、斗姥元君、太歲星君。
淡水清水巌訪問記
淡水龍山寺から清水街を通って、坂道を上がるとちょうど丘のようになった場所に廟があります。
坂道から階段を上がるとそこには廟前の広場があります。蔡英文総統が参拝したことがわかる垂れ幕がありました。ちょうど20年の2月に行ったのですが、総統選前に訪問したのかもしれませんね。
こちらが廟の入り口です。入り口前のたくさんの赤い提灯が非常にきれいです。屋根がトタンになっているのが少し違和感があります。
入り口周辺にも赤い提灯がいっぱいです。
それでは赤い提灯の下を通って、中に入ってみましょう。
こちらが正殿の清水祖師です。派手さはないですが、どことなく重厚感がある雰囲気です。線香の煙を相まって、厳かな感じがしてきます。
こちらは正殿を横から見ています。正面から見るのと、雰囲気が少し変わりますね。
清水祖師の隣には、地藏菩薩です。
左には保生大帝です。
保生大帝の左隣には西泰王爺です。
一番左には文昌帝君です。
地藏菩薩の右隣には蕭府王爺です。
右端には太歳星君です。
三川殿前の赤い提灯を動画で撮影してみましたので、雰囲気がわかると思います。(ニコンZ6で撮影)
蔡英文総統も参拝した廟ですので、何かご利益がありそうですね。淡水は近くにも廟がありますので、併せて訪問してみてはどうでしょうか?
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