【台南】「祀典大天后宮」歴史ある廟
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今回は、廟がたくさんある台南でも有名な「祀典大天后宮」という廟を紹介したいと思います。台南に旅行に行く人は必ずといってもいいくらい有名な廟になります。台湾の媽祖廟の中では最高位にあります。
祀典大天后宮の概要
廟名:祀典大天后宮
住所:台南市中西區永福路二段227巷18
主神:天上聖母(媽祖)
*国定古跡
参拝時間:6:00-21:00
台湾宗教百景情報:
https://www.taiwangods.com/html/landscape_jp/1_0011.aspx?i=80
地図:
祀典大天后宮の歴史
1583年、台南には既に媽祖を祀った天妃廟があり、明朝末期に台湾へやって来た明朝の寧靖王と家族が、天妃廟の後方に建てられた寧靖王府に住んでいました。その後、天妃廟の増築によって、前方に媽祖、後方に観音大士が祀られ、東寧天妃宮と呼ばれるようになりました。1684に、台湾を平定した靖海侯・施琅の申し出によって、媽祖に「天后」の称号が授けられ、天后宮となり、春、秋の祀典に加えられたことで大天后宮という現在の廟名となりました。
祀典大天后宮訪問記
今回は、民族路2段から廟に行ってみたいと思います。最近、民族路二段の入り口に新たな門ができました。門の両脇には、獅子がいます。
門をくぐった後、右側に「国定古蹟大天后」、そして歴史が大きく明記されています。
廟の中に入る前に、まずは、配置と参拝順序を見ていきましょう。こちらは、廟の入る前にあります。
こちらが三川門側の廟正面です。
夜に来ると、昼間と違った雰囲気です。
三川門の入り口の上には天上聖母と書かれています。こちらの廟の主神が天上聖母であることがわかります。
それでは、中に入ってみましょう。墓に入ると、正面に天公炉があります。拝殿です。こちらが一番最初にお参りする場所になります。
正殿に行く途中には、絵が描かれています。そして「義」という文字が掲げられています。
こちらが正殿前の香炉ですが、他の廟と違い形が長方形のものが使用されています。
こちらが主神の天上聖母(媽祖)です。道教廟には必ずといってもいいくらいに祀られている神様で、航海・漁業の守護神として、中国沿海部を中心に信仰を集める道教の女神になります。
次に天上聖母の右側の水仙尊王です。海の神様になります。
左側には、四海龍王です。人間世界を取り巻く四つの海を治める四人の竜王(東海龍王・南海龍王・西海龍王・北海龍王)のことです。海を統治すること以外に、雲と雨を操ります。
次に後殿に行ってみます。後殿正面には、「聖父母」です。
「聖父母」の反対側には、「三官大帝」です。「三官大帝」は、天官、地官と水官を指し、合わせて「三官」と言われます。三官大帝の神格は玉皇上帝に次ぎます。天官は福をもたらし、地官は罪を赦し、水官は厄除けを行うといわれています。
「聖父母」の右側には、「臨水婦人」と「註生娘娘」です。「臨水婦人」は婦女の守護神で、「註生娘娘」は安産の神様になります。
左側には、「月老公」と「土地公」です。「月老公」は、月下老人ですね。いわずと知れた恋愛の神様です。「土地公」は、「福徳正神」で、商売と土地、農作物を守る神様となります。写真では少し顔が見えづらいですね。
月老公が祀られている横には、中文ですが、お参りの仕方の説明書きがあります。月下老は中国に古くから伝わる縁結びの神様であり、台南四大月下老人のひとつです。
次に観音菩薩が祀られている建物に行ってみましょう!!廟正面から見ると、左手側に位置してます。
中に入ってみましょう。入ってすぐの場所に三宝殿が正面にあります。
こちらには、三寶佛祖が祀られています。
次に後ろ側にある観音殿があります。
こちらが観音佛祖になります。
観音殿の後ろには、花園があります。この場所には、龍目井という井戸がありります。明寧靖王が台湾に来て、300年以上水が綺麗で甘いという説明になってます。
台南でも歴史があり、月下老人もいますので、台南に来た際には、ぜひ行ってみてください!!
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