【高雄】「高雄鉄路地下化展示館」日本統治時代の旧高雄駅舎
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台湾には日本統治時代の駅舎が多く残っています。新竹駅や嘉義駅のような現役の駅舎もあれば、駅舎としては運用は終わっているが、展示物として保存されているものもあります。
今回は駅舎としては役割は終わっていますが、展示館として活用されている旧高雄駅舎を紹介していきたいと思います。高雄に何度か行っている人は観光スポットにもなっているので、見ている人も多いでしょうね。
高雄鉄路地下化展示館(旧高雄駅)基本情報
史跡名:高雄鉄路地下化展示館(旧高雄駅)
住所:高雄市三民區建國二路318號
開館時間:10:00-18:00
月曜日休み
ホームページ:https://www.rrb.gov.tw/s/south/index.aspx?sid=1&ssid=216#
入場料:無料
建築様式:帝冠様式(和洋折衷様式)
地図:
旧高雄駅の歴史
1940年 旧高雄駅新設 (元の高雄駅は高雄港駅に変更)
2002年 旧高雄駅運用中止
移設
2019年 高雄駅地下化
訪問記
現在の旧高雄駅は、建國路二段沿いにあります。今の高雄駅から東南の方向にあります。2002年まで駅舎として利用されていましたが、その後は解体されずに、日当たり6mの速度で、高雄駅から82メートル東南に移設されました。建國路二段沿いから撮影したものです。
鉄筋のコンクリートに瓦屋根をのせた帝冠様式になっています。壁面は白と黄土色の二色構成です。
こちらは、南華路から撮影したものです。瓦屋根の形がよくわかりますね。
再度、正面の入り口付近です。「高雄車站」という看板が今でも駅舎として利用されていてもおかしくないような雰囲気ですね。
中は展示場になっていますので、入ってみましょう。
中に入って上を見上げると、かなり天井が高くなっています。吹き抜けのような感じです。
建物の中には展示物が色々と並んでいます。それぞれパネルになっていて、日本語で説明してくれるようです。
展示物の中には、昔の高雄港周辺の地図がありました。高雄駅(後の高雄港駅)の名前もあります。現在の旧打狗駅故事館の場所になります。
こちらは、高雄駅舎の図面です。かなり細かく描かれています。こういったものが保存がよい状態で残っているのはすごいですね。
高雄地下化前の高雄駅周辺の上空写真です。位置関係がよくわかります。
こちらは2023年の高雄駅の予定図です。旧駅舎も新駅前に再移築される予定であり、再度、高雄駅の中心に来る形になります。近代的なデザインの中に日本統治時代の駅舎が溶け込む形となっています。早く見てみたいですね。
最後に、入場すると高雄駅がプリントされたA4のクリアファイルがもらえました。
高雄駅周辺は、近年でも大きく変化しており、また今後も大きく変わっていきます。19年まで運用されていた駅舎もなくなったみたいですので、高雄の変化には目が離せなくなってきますね。
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