【高雄】「旧三和銀行高雄支店」リノベレストランになった
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MRT西子灣駅から歩いて5分程の場所に、日本統治時代には金融街であった場所があります。現在の場所でいうと臨海一路ですが、その名残のある建物が修復を経て見ることが出来ます。日本統治時代には、三和銀行高雄支店でしたが、2020年1月からは「新濱・駅前」というレストラン&カフェになりました。
それでは、旧三和銀行高雄支店の歴史と建物の修復状況を紹介したいと思います。
旧三和銀行高雄支店基本情報
史跡名:旧三和銀行高雄支店
(新濱・駅前/Hamasen)
住所:高雄市鼓山區臨海三路7號
営業時間:10:00-19:00
(レストランの営業時間)
Facebook:https://www.facebook.com/pages/category/Product-Service/%E6%96%B0%E6%BF%B1%E9%A7%85%E5%89%8D-100870954795475/
訪問日:2019年12月
地図:
グーグルストリートビュー
旧三和銀行の戦前までの歴史
旧三和銀行は1933年に三十四銀行、山口銀行、鴻池銀行の合併により株式会社三和銀行として設立されました。旧三和銀行高雄支店の創建年は、1921年ですので、当時は三十四銀行高雄支店でした。
旧三十四銀行の歴史
1878年 大阪船場の繊維関連の有力商人達により「第三十四国立銀行」が開業。
1897年 普通銀行に転換、株式会社三十四銀行となる。
1899年 台北、台中、台南支店開設
1921年 高雄支店開設。
1933年 山口、鴻池の三行合併により、三和銀行となる。
旧三和銀行高雄支店訪問記
高雄MRT西子灣駅下車、臨海二路を通り、臨海一路と臨海三路の交差点に比較的に新しさを感じる建物があります。こちらが旧三和銀行高雄支店の建物です。
臨海三路付近は見晴らしが非常によく、高雄85ビルがはっきりと見ることができます。周辺には高いビルがあまりないため、広々とした雰囲気です。
臨海三路側が建物の入り口です。訪問した当時は19年12年でしたので、まだ修復工事が続けられている状況でした。新しさを感じたのは、修復途中であったからです。
こちらが入り口部分ですが、まだ中には入ることが出来ませんでした。二階部分は、小さめの円柱の柱が使用されており、回廊のようになっています。周辺の見晴らしが非常にいいので、2階から高雄の海を見渡せるかもしれませんね。
日本統治時代の旧三和銀行高雄支店の写真ですが、当時と外観はほぼ同じですね。現在は、建物の前は広々としたスペースがありますが、日本統治時代には、木々が植えられていたことがわかります。(写真参照:Wikipediaより)
こちらは建物の側面になります。正面から見ると回廊に見えていましたが、実際は廊下は正面のみです。また正面から見たときは、あまりレンガ部分が少なかったですが、側面から見ると、レンガ造りの建物であることがよくわかりますね。
私が訪問した時は、まだ建物を修復しいる最中でしたが、現在は、レストラン、カフェとして、建物の再利用がされています。建物をリノベーションして活用するのが上手い台湾のことですので、きっと素晴らしい雰囲気だと思います。私も次回高雄に訪問した際には、行ってみたいと思います。
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