【羅東】「羅東林業文化園區」羅東林業の歴史がわかる施設

2020年2月15日羅東, 宜蘭

  台湾によく旅行に行く人は、林業といえば阿里山という人が多いですが、実際は、日本統治時代には、八仙山林場、阿里山林場、太平山林場の三つの林場がありました。 今回は、その中でも、宜蘭/羅東駅近くのある「羅東林業文化園區」を紹介したいと思います。 「羅東林業文化園區」 は、太平山林場から伐採されていたのはヒノキ、タイワンヒノキ等木材を貯蔵する場所でした。
 昔は、阿里山鉄道のように、太平山林場から羅東へ羅東森林鉄路という鉄道がありました。その名残は、今回の 「羅東林業文化園區」 にあります。
 それでは詳細を紹介していきたいと思います。  

施設名:羅東林業文化園區

住所:宜蘭縣羅東鎮中正北路118號

開園時間:8:00-17:00

ホームページ:https://luodong.forest.gov.tw/

地図:

印象的な羅東駅舎を降りて站前北路を北に向かって歩いていきます。

駅から徒歩約5分程で文化園區の入り口に到着です。

こちらが文化園區の地図です。貯木池の周りに線路や駅舎があったことがわかります。

こちらが羅東森林鉄路が営業していたときの地図です。現在の台鉄羅東駅までつながっていたことがこの地図からわかります。

それでは園區に入ってみましょう。きちんと歩道が出来ており、歩きやすいです。また貯木池が木々の隙間から見えます。

直進して長い距離を歩いてきましたが、初めの角を左折すると、貯木池が大きいことがわかります。

今は百年舊書攤とい名前になっていますが、昔は日本式宿舎でした。

森芸館という施設のところには、昔の写真の展示がされています。こちらは鉄道の風景です。

こちらは、昔の宿舎の写真。

日本統治時代の台湾総督府林野庁羅東出張所。

太平山と書かれていますが、ちょうど太平山で取れた木々を羅東まで持ってきていました。

貯木池の木々です。当時は大量の木々が池にあったんですね。

森芸館を後に左折すると、線路が残っています。こちらが、 羅東森林鉄路の名残ですね。

線路の上を歩いていくと、機関車が展示されていました。

機関車の後ろに木材が載せられています。

こちらは機関車の後ろに客車が連結されています。

線路はさらに羅東方面へと続いています。

中正北路114です。この建物群は、1961年に建てられた日式建築物です。

瓦屋根と平屋の建物がどこか懐かしさを感じますね。

建物の中の展示物です。こちらは昔の浴槽です。

浴槽の構造の説明もありました。

宿舎群の手前には、駅があります。竹林駅です。羅東駅の隣駅になります。

こちらは、昔の竹林駅の写真です。ほぼ現在と変わらない風景ですね。

竹林駅の隣の木雕広場には、木のオブジェがあります。

陸上貯木場には、今も大量の木々が置いてあります。

羅東の林業の歴史がわかる園区です。また自然の中で歩くと気分がいいですよ。

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