【台南】「葉石涛文学紀念館」観光スポットにある日本統治時代の建造物

台南, 歴史的建造物

 台南は清代、日本統治時代の建築物が多く残っています。特に湯徳章記念公園周辺は少し歩いただけでも歴史的建造物がすぐに見つかります。今回はそんなエリアで日本統治時代には山林事務所であった建造物を紹介していきたいと思います。現在は、「葉石涛文学紀念館」となっています。

史跡名:葉石涛文学紀念館(旧山林事務所

住所:台南市中西區中正路1號

開館時間:9:00-18:00
     月曜日休み

入館料:無料

ホームページ:https://ystlmm-culture.tainan.gov.tw/content/index.php?m2=18

歴史:

旧台南山林事務所は建物は1925年に設立。日本統治時代には台湾総督府の殖産部が林務課として使用していた。2003年に市定古跡指定。2012年台南出身の葉石濤(1925年~2008年)の文学記念館となる。

地図:

國立臺灣文學館と孔子廟の間にある友愛街を歩いていると、ちょうど台南武徳殿の後ろににレンガ造りの壁で瓦の屋根の建物があります。和と洋が組み合わさった建物のため、気になる人も多いと思います。

こちらが建物正面ですが、建物の後ろに見える2本の南洋杉は1951年に植えられました。右に曲がっているところから、地元では夫婦樹と呼ばれています。

建物の正面を細かく見ていくと、両端の上部がアーチ状になっている窓が非常に特徴的です。

建物の裏側に行ってみると夫妻樹が大きく曲がっています。2本の木が同じ方向に傾いています。こちらの場所は、中庭のようなイメージで多くの木々が植えられています。また説明の看板があったりもしますので、建物の正面だけ見て、終わるのではなく、こちらにも来て、見た方がよいと思います。

それでは、建物の中に入る前に、外には葉石濤の胸像があります。どうしてこの建物が彼の文学館になったのかは不明です。

建物に入り、2階の階段を上がってみます。歴史がある雰囲気です。

こちらはちょうど階段をあがったところになります。

こちらが2階の部屋です。 葉石濤の歴史の説明と展示物があります。

この周辺には、清代と日本統治時代の建物がいっぱいあり、観光スポットにもなっています。 葉石濤にまつわる説明書き等が中文なのでわからない部分も多いかもしれませんが、建物の雰囲気だけでも味わってほしいですね。

クリックお願いします。