【台南】「旧濱公學校本館」日本統治時代から残る建物

台南, 歴史的建造物

 台南には日本統治時代からの建物が多く残っています。國立臺灣文學館といった有名な建物もかなり多いですが、旅行者にはなかなか気づかれない建物も多く残っています。今回は、旅行雑誌ではほとんど取り上げられない日本統治時代の建物である「旧濱公學校本館」(現在の立人國小)を紹介したいと思います。

旧濱公學校本館基本情報

史跡名:旧濱公學校本館(現立人國小)

住所:台南市北區西門路三段41號

ホームページ:https://www.lines.tn.edu.tw/

*市定古蹟

地図:

グーグルストリートビュー

旧濱公學校の歴史

1898年(明治31年)旧濱公學校の前身である「台南第二公學校」が現在の水仙宮の永樂市場で創建
1911年(明治44年)現在の場所に移転
1936年(昭和11年)重建、二年後に落成。校名が「濱公學校」となる
戦後 立人國小に

旧濱公學校訪問記

學校の場所は西門路三段沿いにあります。通りの向かいには、全臺首邑縣城隍廟へ通ずる門があります。学校への入り口の横には、校名の入った看板が掛かっています。

こちらが入り口から見た本館です。こちらの入り口は学生が主に行き返りで使用する校門になります。ちょうど入り口を入った正面に建物がある位置にあります。

建物自体は2階建てで中央の部分は一番高くなっており、屋根はオレンジ色の瓦葺きになっています。上から見ると、L字型の建物構造となっています。建物の向こう側には、運動場があります。

建物1930年代に流行った装飾が使用されています。約90年の歴史がある建物になります。基礎の部分は石積みで、上部の壁面は黄土色のレンガ造りとなっています。

建物の周辺は、多くの木々が植えられており、緑豊かです。南国らしく背の高い椰子の木もありますね。

今回は小学校の建物でしたが、日本統治時代から残る貴重な建物です。近くに来たらぜひ見てください。

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