【高雄】「澄瀾砲台」鳳山新縣城の現存する砲台

高雄, 歴史的建造物

 高雄・鳳山区にある新城は、外部からの侵入を防ぐためのもので、今となっては城門を含め現存してません。しかし、設置された砲台に関しては、3基現存してます。(当時、砲台は、6基設置されていました。)
 今回は、現存している砲台の一つ「澄瀾砲台」です。

鳳山新縣城澄瀾砲台の基本情報

遺跡名:澄瀾砲台

住所: 高雄市鳳山区復興街と立志街交差点

建造時期:1838年

*指定古蹟(3級)

地図:

グーグルストリートビュー

鳳山縣新城の歴史

 鳳山縣新城は、当初、竹で作られた壁として1788年に建てられました。その後、1804年までに6つの城門が作られ、1837年には、城の4隅に6つの砲台ができました。現存する砲台は、「澄瀾砲台」「訓風砲台」「平成砲台」の3つのみとなっています。現在していない砲台は、「東南砲台」「西北砲台」「迎恩砲台」です。城門については、現存しているのは、東便門のみです。
 以下が鳳山縣新城の地図です。

鳳山縣新城の現存する砲台

 鳳山縣新城の現存する砲台は3つであることを先に述べましたが、そのうちのひとつの平成砲台の記事は以下になります。

澄瀾砲台の行き方

高雄MRT鳳山駅を一番出口を出ると、出口の正面に石碑があります。近くで見てみると、この場所が、てきょされた鳳山縣新城の西門があったことがわかります。

一番出口の正面には、鳳山中華街観光夜市と書かれた看板があります。ちょうど駅前に夜市があります。一番出口の対面にある二番出口から出ると、徒歩0分で夜市がある形です。

中華観光夜市を反対方向にある復興街を歩いていくと

しばらく歩くと、左手に内豪溝があります。溝の向こう側に、正方形の建造物が見えてきます。駅から徒歩で約5分程の距離の場所にあります。

澄瀾砲台訪問記

駅から5分程歩くと、到着ですが、復興街と砲台の間の内豪溝に綺麗な小さい橋がかかっています。

内豪溝と砲台の位置関係は以下の通りです。

高雄縣資料参照

こちらが砲台の正面です。少し見づらいですが、「澄瀾」と書かれています。

砲台の背後に行ってみましょう。後ろには砲台の上に登る階段があります。また砲台の外側には、壁があるのがわかります。

それではレンガ造りの階段を上っていきましょう、少し階段は登りづらいので注意が必要です。

階段を上ると、床一面がレンガ造りとなっています。

こちらは、壁が高くなっており、銃口の窓が設置されています。

こちらは砲台の上から内豪溝を見た風景です。ちょうど高雄MRT・鳳山方向を見ていますが、溝と緑の木々に癒しを感じます。

砲台の階段を降り、安化門跡へと続く立志街を歩いていきます。安化門跡の記事は別途紹介します。

高雄MRT鳳山駅近くは、新城の他に色々な歴史的建造物があります。ぜひ鳳山付近にも行ってみてください。

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