【台南】「台湾首廟天壇」
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台南には、街の至る所に廟があります。台南は廟が根付いた都市でもあります。そのな数ある廟のなかでも、今回は、歴史のある台湾首廟天壇を紹介したいと思います。ちょうど日本人旅行者が行くエリアにあります。
廟名:台湾首廟天壇
住所:台南市中西区忠義路二段84巷16號
参観日時:7:00-22:00
ホームページ:http://www.tian.org.tw/
創建:1854年
主祀:玉皇大帝
台湾首廟天壇とは?
一般的に天公廟と呼ばれており、清咸豊4年(184年)建造され、もともと明朝鄭氏が天を祭る場所として、台湾で初めて設けられた所です。また、台湾で唯一の官民合同で建設された廟です。
地図:
忠義路二段から細い路地である忠義路二段へ入ると、上空に赤と黄色の提灯が上空にあり、この辺りに廟があることがわかります。
また通りには廟に使用するお供え物のお店が多いです。
もう少し歩いていくと、右側にオレンジ色の屋根が見えます。
天壇正面の照壁。壁には、龍と鯉がいます。両端の跳ね上がった屋根が特徴的ですね。 壁にがかれた2体の龍が非常に躍動的です。
天壇正殿正面。 屋根の装飾(剪黏)の龍が非常に特徴的です。
1933年以前の廟の姿。面影は、少しあります。(写真は、Wikipediaより)
廟の参拝の順番です。
廟の入り口前にある天公壇。線香の煙が出ています。
正面の三川殿にかかる扁額「天壇」と「洪鈞鼓鑄」。
それでは廟の中に入っていきましょう。出入口は両端にあります。
こちらが正殿です。主祀である玉皇大帝。 玉皇大帝は道教における事実上の最高神で、天界の支配者でありその下の地上・地底に住むあらゆるものの支配者であるとされています。
次に1階正殿奥に行きましょう。
こちらが三清後殿です。
後殿正面の「三官大帝」、「斗姥星君」、「三清道祖」です。
「三官大帝」は、天官、地官と水官を指し、合わせて「三官」と言われます。三官大帝の神格は玉皇上帝に次ぐ。天官は福をもたらし、地官は罪を赦し、水官は厄除けを行うといわれています。
「斗姥星君」は、道教の女神で、、天皇大帝、紫微大帝と北斗七星(貪狼星、巨門、禄存、文曲、廉貞、武曲、破軍)を生んだとされる。
「三清道祖」は、三清(さんせい)は、万物を道徳へ導く神様である「道徳天尊」、天地創造の神様である「元始天尊」、万物に魂を司る神様である「霊寶天尊」です。
後殿右手には、「南斗星君」と「虎将軍」
「南斗星君」は、万物の「生」を司り、生きるものの行き先を決める神様です。ご利益は、安産子授です。
後殿左手には、「北斗星君」と「虎将軍」です。
「北斗星君」は、万物の「死」を司り、寿命を決める神様。死する行先を決める神様。ご利益は、健康長寿です。
次に2階の武聖殿に行きます。 前殿は「文衡帝君(關聖帝君)」 です。
後殿は、文昌帝君。学業と試験の神様になります。 そして観音菩薩です。
左手に「福德正神」と「延平郡王」です。 「福徳正神」は、 商売と土地、農作物を守る神様。土地鎮守。「延平郡王」は台南の英雄「鄭成功」 ですね。
右手に「月下老人」「天上聖母」「註生娘娘」「岳武穆王」
「月下老人」は、良縁の神様、」「天上聖母」は、媽祖(まそ)とも呼ばれ、航海・漁業の守護神として、中国沿海部を中心に信仰を集める道教の女神、「註生娘娘」は、安産の神様、「岳武穆王」は、岳飛、南宋時代の武将です。
最後に同じ2階の太歳殿です。
太歳星君 です。
どうでしたでしょうか?台湾首廟天壇には、多くの神々が祀られています。これだけ多くの神々が鎮座している廟は少ないかもしれません。
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