【台北】「旧新北投駅」見る価値ありの台湾最古の駅舎

2020年2月16日歴史的建造物, 台北

 新北投は、温泉として有名ですが、これは日本統治時代に温泉産業が発展し、新北投支線が建設され、1916年(大正5年)に新北投乘降所が、のちに新北投駅に改名が設置されました。これにより新北投という地名になりました。新北投駅舎は100年超の歴史がありますが、1988年に 新北投線が廃線となり、駅舎は解体後、 彰化県の台湾民俗村に移設されました。その後、2017年に新北投の七星公園に復活することになりました。
 現在の新北投駅は、MRT新北投支線の終着駅になります。現在の駅舎は、新しいものですが、旧駅舎は、日本統治時代に建設された台北市内で唯一の100年の歴史を有する駅舎となります。
 今回は、この歴史のある駅舎を紹介したいと思います。

建物名:旧新北投駅

住所:台北市北投區七星街1號

ホームページ:https://www.xbths.taipei/

地図:

新北投駅もしくは北投温泉の歴史
1894年(明治16年)     ドイツ人のオウリーが北投温泉を発見したといわれている
1895年(明治17年)     台湾、日本統治領に
1916年(大正5年)4月1日 「新北投乗降所」として開業
1937年(昭和12年)     拡張工事実施
1988年(昭和63年)      台北メトロ(MRT)淡水線の建設に伴い、新北投線が廃線
                   同駅解体後、中部・彰化県の台湾民俗村に移設
2017年(平成28年)4月1日七星公園に復活

日本統治時代から温泉産業で栄えていましたが、現在も新北投は、温泉街として有名です。

新北投駅は、淡水信義線の北投駅で乗り換えて、ひとつ目の駅にあります。駅を降りると周辺は温泉があるような雰囲気ではない風景です。

近くには、新北投駅の寄付金募集の案内がありました。

こちらが移設後の駅舎です。

日本統治時代の駅舎はこちらです。昔とは少し形が変わっていますね。 (写真は、立虹出版社,1997年,isbn:957-99222-7-6,頁258より参照)

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こちらが駅舎の正面です。移設したばかりのため、非常に新しさを感じますね。

建物の構造物も新しさを感じます。

こちらは、駅舎横から見た写真です。

移設された場所が公園ということもあり、敷地は広々としています。非常に見晴らしがいいです。

訪問した時は2017年4月と移設後すぐでしたが、公園に咲いている花が新北投駅舎が戻ってきたことを祝っているようでした。

新北投は駅舎以外にも、史跡が色々とあります。温泉や史跡訪問に来た際には、新北投駅舎も見てほしいですね。

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